手作り石けんについて

Monte sapo yatsugatake の店内にお入りになるお客様から必ず聞こえてくるのは
「あ〜いい香り」「しあわせ〜」です。
地元産の植物や昔から美容に良いとされる和漢方、西洋ハーブなどを使って
植物油と苛性ゾーダで作る石けん。香りはもちろん精油100%です。
添加物はなにも入れず使い心地は優しく滑らかな手作り石けんが店内いっぱいに並んでいます。

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石けんの成り立ち

毎日だれもが使っている石けん。
いったいどのように作るのでしょうか?
簡単に石けんの成り立ちをご紹介しましょう。

石けんの歴史は長く5000年ほどと言われています。
その昔、サポーの丘で動物の肉を焼いた際に滴る油と木の灰が鹸化して土にしみ込み、その土で手を洗ったら汚れが取れたと気がついた。
というのが発祥と言われています。

現在のコールドプロセス製法で出来た石けんが、初めて発見されたころの成り立ちと似ています。

石けんを作る方法のご紹介

そのほかにも石けんを作る方法は数種類あります。ちょっとご紹介しましょう。

中和法

一番多く流通している石鹸で、石けんと聞いて思い浮かぶものです。
純度が高いですが、不純物が一切混ざっていないので洗浄力が高い上
グリセリンなどの保湿成分は取り除かれてしまっているので洗顔後にツッパリ感が有り肌が乾燥することも有ります。

釜焚き製法

釜の中に油脂を入れて加熱、撹拌したところに苛性ソーダを加えて混ぜると鹸化反応が起こり石鹸が出来上がります。
釜炊き鹸化法の場合はグリセリンなどの保湿成分が多少残ります。

コールドプロセス製法

一般的な石鹸の製造工程の一つである「加熱」をほとんどしないで作ります。
原料を混ぜ合わせた後、加熱せずに自然にゆっくり乾燥させて石鹸を作り上げます。
出来上がりまでには1〜2か月はかかるので、大量生産は難しい製法です。

しかし、コールドプロセス製法で作られた石鹸は、グリセリンなどの保湿成分が失われることなくたっぷりと含まれていることが特徴でそのため、体の洗浄や洗顔に使っても乾燥を防ぐことが出来ます。

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石けんと一般的なクレンジングとの大きな違いは?

自然由来の界面活性剤と合成界面活性剤の違いです。

添加物の入っていない石けんは水に流しても24時間で分解され微生物の餌になります。
しかし、一般的なクレンジングや洗濯・台所洗剤には石油由来の合成界面活性剤が使われています。
そのため、アレルギーや手荒れの原因になりまた、環境破壊の原因になるなど昨今ではそのような指摘をされることが多くなりました。

そのような視点からも是非、合成洗剤生活から石けん生活への移行をオススメしています。

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